プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神を読む前に
マックス・ヴェーバーの代表的な著作を紹介しようと思ったのですが、軽くまとめられる内容ではなく、結果ブログの更新が滞ってしまいました。
プロテスタント特にカルヴィニズムの宗教倫理が資本主義の誕生に大きく貢献したという内容ですが、そもそもキリスト教について知識が無いと理解できない。まずこの本を読む準備としてキリスト教の教えや歴史を学んだ上でやっとこの本を読めるスタート位置に立てる。
事前知識なしでいきなり読み進めてみたものですから、理解できず"読んだ感じ"がしません。
先ずはキリスト教の理解からだ、と思いキリスト教関連の本を読んでいました。
途中でフラッとユダヤ教に関する本も読んでいました。別に『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を理解するために読み始めたわけではありませんでした。
しかしユダヤ思想を調べていくうちに、この『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を理解するにはキリスト教の知識だけでは足りないなと分かってきました。
ヴェルナー・ゾンバルト(1863-1941)は日本ではヴェーバーよりも有名ではないですが、この人の著作も読まないとどうも"バランスが悪い"。
ゾンバルトは近代資本主義を作ったのはユダヤ人であると主張しているらしいです。
(まだこの人の本を読んだことがない)
ヴェーバーが1864~1920に生きた人なので同時代人です。ヴェーバーは『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の中でゾンバルトの名前を出しています。
ヴェーバー、ゾンバルトの本を読んでいけば、資本主義の成立、発展過程について学べますし、オマケにお金を儲けるヒントも得られそうです。
読んでためになる本は理解が難しいとどこかで聞きました。すぐに理解できるような本では内容が無いと。
この『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』は相当為になりそうです。
お金には"二つの"勿体無いがある。
お金には二つの勿体無いがあります。
一つは無駄なものを買ったりした時の勿体無いです。
「こんなに高いもの買う必要なかったな・・・」
これは誰でも思い当たることがあるのではないでしょうか。
もう一つは貯金をしたままにしておくことの勿体無いです。
銀行に預けても幾らも増えないこの時代、銀行口座に入れっぱなしにしておくのは勿体無いです。
こちらの感覚を持っている人はどの位の割合でいるのでしょうか。
銀行口座やタンス預金に100万円あったとしましょう。
この100万円をインデックス投資に回せば、年5%のリターンで105万円になっていたかもしれません。長年保有していれば複利の絶大な効果で雪だるま式に増えます。(長期保有して、安くなってしまったときに売らなければ、まず損をすることは無い)
高配当の株式に分散投資してもよいでしょう。
要は100万円をそのまま保有していても100万円のままですが、『お金に働かせる』ことで自分が働かなくてもお金を増やしていくことができます。
私は投資を始めてからお金に関する勿体無いが一つ増えました。
銀行預金に500万円もある!これを何もせずに保有しておくのは何と勿体無いことか!!
私は預金が増えすぎると勿体無いと感じるようになりました。日本円で持つのは生活費の半年分あればいいかなと思っています。
今現在、投資信託を毎日2万円ずつというハイペースで買い続けています。
変なものに手を出さなければ、投資は"安全"です。
よく分からないという人は投資の勉強を始めてみてください。始めないことがリスクです。
皆さんはどう考えていましたか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでも面白いと感じてもらえたら、読者になってくれると嬉しいです。
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湖田新一
FXの儲かり話に騙されないで!
湖田新一です。
Twitterでたまに見かけるFX必勝法教えますみたいな人。
FXで勝つ方法を売っているのでしょうが、もちろんこのブログを読んでいるあなたは買わないで下さい。
FXはそもそもゼロサムゲームです。
ゼロサムとは一方の利益が一方の損失と同じになり全体ではプラスマイナスゼロになるということです。
FXでは自分はレートが上がる方に賭けているとき、向こう側の誰かは下がる方に賭けています。自分は正しく相手が間違っていれば勝ちます。
結局ギャンブルなのです。
参加し続ければ、ずっと勝ち続けるのは無理です。なのでFXで「勝つ方法」という情報を売って儲けようとする人がいるのです。
もしFXに必勝法があれば人に教えるよりも自分一人でその方法で儲けた方が絶対に得です。
分かっている人は騙されないのですが、そういうツイッターのアカウントが一定数あるということは騙される人がいるのでしょう。
高いお金を払う必要は全くありません。
どうしてもFXをやりたいのなら、本屋さんでFX関連の本を買うとかした方がいいでしょう。
自分はやりませんが。
株式はプラスサム(投資家全員のリターンがプラスになる)ものなので、どうせお金を出すなら株を買いますね。
というわけで、皆さん気をつけましょう。
先進的な人
湖田新一です。
時代が変わり今までの常識が変わることはありますよね。
特に近年は変化のスピードが速いように思えます。
そこで私が勝手に時代の先を行く『先進的な人』の特徴をまとめました。
今から紹介するこの『先進的な人』の考え方、行動をすれば人生トクします。(断言)
1 投資をしている
銀行に預け入れて、利息を得る時代は終わりました。むしろ手数料を取られて損をしている人の方が多いのでは?
投資はインデックスファンドをドルコスト平均法でコツコツ買っていくのが一番でしょう。
インデックスファンドとは指標と同じ値動きを目指す運用をする投資信託のことです。
人間が決めるアクティブファンドはインデックスファンドにほとんど負けているというデータもあります。
個別の株を買って自分でポートフォリオを組むのも多額のお金が必要です。分散投資をするにはそれなりのまとまった資金が必要です。現実的にはインデックスファンドに手を出すのが一番です。
積み立て投資を継続していれば誰でも結果を得られるというのがこの投資方法のすごいところ。何も考えなくていいんです。
これは私の個人的見解ではなくて、もはや投資の常識と言っても過言ではないでしょう。
話がよく分からないという人は、金融知識をある程度身に付けておいた方が良いと思います。私は専門家みたいに詳しくはありませんが、専門家ほどの知識は全く必要ないのです。
この『投資をしている』というのは自分のやっていることを理解して投資をしている人のことを指します。ただ闇雲に株を買っている人はここで言う『先進的な人』ではありません。
2 金融リテラシーがある
・保険は不要
保険に入るよりも貯蓄しておいた方がまだいいと思えるほどです。世の中には無駄な保険がたくさんあります。
持病がある人向けの医療保険→その分貯蓄すればいいだけ。
学資保険→謎すぎる。NISAで良くないですか?
他にも様々上げればキリがないです。
独身の方はまず保険に入る必要はないと思います。
・住宅ローンは借金
「今月お金が足りなくて友達から10万円借りた・・・」
このような人をどう思いますか?
だらしない、計画性がない、信用できない等、あまり良いイメージは持たないと思います。
しかし住宅ローンも借金なのに何故かイメージが違うみたいです。ローンという言葉を一回忘れて、
「今から何千万の借金をしますか?」
と聞かれたらあなたはしますか?
人それぞれの考え方次第ですが、借金をして買うというのは分不相応な買い物をしているということです。
・車を購入しない
マイカーを持ち続けてると、生涯かかる費用は4000万円とも。
住んでいる場所でやむを得ない場合もあるでしょうから、これも人それぞれではありますが、この金額は掛かると理解しておいた方が良いです。
右肩上がりの今までの時代では、住宅ローンで新築一軒家を買って、マイカーを持ち、万が一のために保険に入っておく。
それが当たり前とされていたかもしれません。
しかし大変失礼に聞こえるかもしれませんが、上の世代の方、これが当たり前なのは知識がなくいいカモにされていただけです。
しかも親よりも豊かになれるとは言い切れない時代、あなたはリスクを負いますか?
保険に入り、住宅ローンを組み、マイカーを購入し(こちらも時にはローンで)それで老後の蓄えができますでしょうか。
金融知識がなく、今苦しんでいる人はいるはずです。
昔よりもネットから色々な情報を得ることができる時代になりました。保険会社、不動産業界から騙されないように知識武装をするべきです。
3 一日二食
【老いなき世界①】老化は治療できる病!いつまでも若く生きられる(LIFE SPAN) - YouTube
【老いなき世界②】老化を治して若返る行動と薬とは?(LIFE SPAN) - YouTube
(具体的に説明されているのは②の動画です。
一日三食は食べすぎです。成長期でもない人は尚更でしょう。
この動画では一日一食多くて二食と言っています。
若々しくいたい方は特に必見です。
三食食べるのが健康的だと思い込んでいる人は古いです。
4 運動をしている
これも 3の「一日二食」 と同じ動画で述べられています。
若々しくいたいという方はやはり運動は必要です。
5 会社以外に稼ぎがある(副業あるいはフリーランス)
会社勤めをして長くその会社に留まった方がいいというのはもう古いです。右肩上がりの時はそれでよかったかもしれませんが、今の時代はパイの取り合いという側面が昔よりも強くなっています。
一つの会社に"依存している"のでは危険な時代に突入しつつあるのです。
ずっと同じ会社にいた方がいいとアドバイスをしてくる人は時代の変化を読めていないだけです。
同じ会社に居続けるのがいいと考えている人はハッキリ言って思考停止です。
会社以外の収入があるか、あるいはどんな方法であれ、自分の力で生活できるだけの稼ぎがあるというのはこれからの時代"当たり前"のことになっていきます。
むしろもう今ですら(このブログを書いている2020年12月現在)『先進的』ではなく普通のことなのかもしれません。
まとめ
偉そうに書きましたが、私は現時点で「5 会社以外に稼ぎがある」は出来ていません。収入は投資で含み益はありますが、それ以外は会社から貰う給料だけです。
今までのブログよりも断定的で、強い表現が多くなっています。
でもそれだけ伝えたいと思っているからです。
この『先進的』な考えが近い将来多数派になると予想しています。
これを読んだ皆さんは何個当てはまりましたか?
※あくまでも『先進的な人』の特徴は私が勝手に言っているだけです。
少しでも良いと思っていただけたらブックマークか読者になってもらえると嬉しいです。
日経がタダで読める方法
湖田新一です。
日本経済新聞、紙の購読していたのですが、高いのでやめました。
会社に殆ど誰にも読まれずに置いてあるので、わざわざ自分でお金払う必要もないかと。
家で読めなくなるのは不便ですが、まあいいかと・・・
そしたら無料で読める方法があったんですね。
会社の日経を持ち帰るではありませんよ。
楽天口座を持っている方なら、
『マーケットスピード』または『マーケットスピードⅡ』
というPCソフトをダウンロードすれば読めます。
スマホでもiSPEEDというアプリから見れます。
日経テレコンという存在を知りませんでした。(私が情弱すぎ?)
iPad用のアプリもありますが、日経テレコンを利用できませんでした。(2020年12月22日現在)iPadで見たい場合はiPad用のアプリをダウンロードするのではなく、iPadでiPhone用のアプリをダウンロードしてください。
またPCでPDFの記事が表示できない方は、
マーケットスピードを右クリックで「管理者として実行」を選んでソフトを立ち上げれば問題なく閲覧できます。
PDFは紙の新聞そのままの見た目です。ただし記事ごとに分かれているので、いちいちクリックするのが紙よりも不便に感じます。
でも無料なのでそこは我慢ですね。
楽天マーケットスピードの利用も無料なので、このためだけに楽天口座開設するのもありかも。
日経以外にも
・日経MJ
以上が読めます。
日経の地方経済面も読めます。
早く知っておきたかった。
皆さんはご存じでしたか?
以上、少しでも良いなと感じていただけたら、ブックマークか読者になってもらえると嬉しいです。
マキャベリから学ぶ人生論
君主は、慕われないまでも、憎まれることを避けながら、恐れられる存在にならねばならない。 なぜならば、恐れられることと憎まれないことは、充分に両立し得るから。
Nicolò Machiavelli (1532) Il Principe 『君主論』(河島英昭訳、岩波文庫、1998年,p.127-128)
憎悪や軽蔑を招くような事態は逃れるように心しなければならない。
Nicolò Machiavelli (1532) Il Principe 『君主論』(河島英昭訳、岩波文庫、1998年,p.137)
マキャベリは君主論の中で、憎悪と軽蔑されることに対して警告しています。ローマ皇帝の例を何人も挙げ、この二つが破滅をもたらすことを説明しています。
以下は私見です。
人間、他の人に憎まれたら何をされるか分かりませんし、軽蔑されても侮られて自分に対して何をしてもいいと思われてしまいます。
日本の政治を振り返ってみてください。私の個人的意見ではありますが、短命に終わった政権の総理大臣は、長期政権の総理大臣と比べて侮られたり、バカにされるような空気があったのではないでしょうか。
政権の末期などは国民から軽蔑され同じ党の人からも侮られて政権の座から降ろされるということはよくあることだと思います。
組織のリーダーである以上、人を統率しなければなりません。憎悪と軽蔑の感情が統率される側にあれば統率は不可能と言ってよいでしょう。
ただしマキャベリも言っているように恐れられることと憎まれないことは両立できると思います。憎まれないようにと過度に慈悲深く、優しくする必要もないと思います。
少しでも良いと思っていただけたら、ぜひブログのブックマークか読者になってください。よろしくお願いします!
マキャベリが経営アドバイスをするとしたら その4
気前の良さと吝嗇について
前回のブログでは、気前の良さが身を滅ぼすことについて書きました。
しかし今回は、これから権力の座に上ろうとするもの、現代風に言うならば、出世して社長や取締役になりたい人について書きます。
あなたはすでに君主になっているのか、それともこれから君主の座を獲ろうとしているのか。第一の場合ならば、この気前の良さは害をもたらす。
第二の場合ならば、気前が良いとか、そうみなされることは、いかにも必要である。
Nicolò Machiavelli (1532) Il Principe 『君主論』(河島英昭訳、岩波文庫、1998年,p.121)
以下は本の内容と私見を混ぜて書いています。ご了承ください。
ここでマキャベリはカエサル(ローマの政治家、軍人)のことを持ち出し、気前の良さで権力の座に上り詰めたと言います。カエサルはかなり金遣いが荒かったと伝えられています。
もっとも、カエサルは権力を握り、ローマの頂点へ昇り詰めたかに思われましたが、これからというときに殺されてしまいます。
そしてカエサルはローマの君主の地位へ昇ろうと欲した者たちの一人であったが、もしも、その地位へ昇ったあと、さらに生き続けたとしても、あのような出費を抑えなかったならば、さしもの権力の座でさえ崩壊させることになったであろう。
(上掲、p.121-122)
既に社長など組織のトップになっている人はケチでいた方がいい。これからなろうとする人は、気前が良いという評判があった方がいい。
しかしこの気前の良さも注意が必要です。
前回のブログで書いたように、お金は有限で、使っていったら、自分を擦り減らしてしまうからです。
ではどうすればよいか。「君主論」で書かれていることは昔の話です。昔は軍隊で略奪や強盗、徴発で物資を調達できました。そして奪った『他人の所有物を分配』すればよいのです。他人の物なら気前よく仲間に与えて、自分の名声を高めていくことができます。
現代では難しいですね。でも万が一他人からお金や物がもらえる立場にあったら、それを惜しみなく支持を取り付けたい人に与えましょう。
「自分の財産」や「部下の財産」からお金を出して他の人に渡すということだけはやってはいけません。あくまでも出すなら「まったく他人の所有物から」です。
他人から貰えるなら苦労しませんがね・・・。
自分の意見と本の内容が混ぜこぜになってしまいましたが、(本当は良くない)気になる人は「君主論」を実際に読んでみてください。結構面白いです。
この記事が少しでも気に入っていただけたら、ぜひ読者になってください。よろしくお願いします。
湖田新一